【2種類の過食】食べ過ぎてしまう原因と解決するために最も大切なこと

Kumiko

こんにちは。心理カウンセラーの宗方久美子です♪

過食には、大きく分けて2種類あるということ、ご存じでしょうか。

生命を維持するための過食」と「不安や恐れから逃れるための過食」です。

今日は、そのちがいや共通点をお話ししながら、過べ食ぎてしまう原因と、解決するために最も大切なことについてお伝えしていきたいと思います。

ここでお話しする『過食』とは、たくさん食べることで心や体になんらかの苦痛がともなったり、生活に不具合が生じるなど、生きづらさを感じるような場合についてです。

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生命を維持するための過食とは?

まず1つ目の生命を維持するための過食とは、生き延びるために飢えを解消しようとして食べ過ぎてしまう…ということです。

たとえば、拒食や無理なダイエットをしていると、脳から「とにかく栄養をとらなければ!そのためには何か食べなければ!」というSOSが発令されます。

すると、必要なエネルギーや栄養を体に入れてあげない限り、食欲が止まらないという状況におちいります。

こうした食欲の暴走は生存本能ですから、理性や自己コントロールの力では、とうてい太刀打ちできるものではありません。

つまり、生命維持のために不可欠なメカニズムによって起こるわけで、いわば正当な過食ともいえるかもしれませんね。

不安や恐れから逃れるための過食とは?

そして、2つ目の「不安や恐れから逃れるための過食」は、モヤモヤとした気持ちやイライラ感、不満や焦りなどといった、ネガティブ感情から逃れたいがために起こるものです。

心の傷を癒すための過食ともいえるかもしれません。

ストレスで暴飲暴食したり、心がザワザワして食べずにはいられないというような場合は、このタイプにあたります。

Kumiko

「心の傷を癒すための過食」ともいえるかもですね。

心を守り、生きていくために…

確かに食べている間は、つらい気分を感じずにすみますし、ストレスから離れて、苦しみを忘れることができます。

無心になって次から次へと食べものを口にすることで、心と体をマヒさせて、束の間の安心感や高揚感を得ることができるんですね。

そして、その状態から離れがたくて、なかなかやめられなくなってしまう。

大量の食べものを詰めこむことが、不安や恐れから逃れるための手段となっていて、押しつぶされそうな心を必死に守っている状態。

日々の生活の中で生じたネガティブ感情を、モヤモヤしたまま抱え続けながら、過食でなんとか心のバランスをとっているんですね。

罪悪感と嫌悪感が自分を追い込む

とはいっても、「なかなか過食はやめられない」「でも太りたくない」「もっとやせたい…」

そんな思いから、無理なダイエットに取り組んだり、過剰な運動をしたりと、自分自身を追い込むことにもなりがちです。

そして、食後に嘔吐したり、大量の下剤で無理やり排泄させるなど、過食を帳消しにしようとする行為におよぶことにもなってしまう…

これでは本当の問題は何も解決されないまま、過食することでの罪悪感や嫌悪感をつのらせるばかりです。

いかに強い意志で立ち向かおうとしても、食べずにはいられなくなって、状況はさらに深刻さを増していきます。

過食せずにはいられない…ずぶずぶ沼へ

過食は習慣化してしまうと、量や頻度がどんどんエスカレートしていきます。

過剰な糖質や添加物なども拍車をかけます。

何かに取り憑かれたかのように、食べものを求めてしまって、過食という深〜い沼にずぶずぶと沈み込んでしまうのです。

理性や自己コントロールのおよばない、何か別の力によって支配されているような、そんな感覚を覚えることがあるなら、過食の悪循環におちいっているといえるでしょう。

過食に支配される生活、過食にのみ込まれる人生

軽い気持ちではじめたダイエットや、仕事後の気晴らし食いから、あっという間に重度の過食症となってしまうことも少なくありません。

気づけば心も体もボロボロで、生活全体が過食に支配されて、人生が過食にのみ込まれていきます

精神的にも肉体的にも、さらに悪い方向に向かって、ますます抜け出すのが難しくなってしまうのです。

Kumiko

でも大丈夫!
過食の沼から抜け出す方法はちゃんとありますから。

解決のカギは心の奥底に潜んでいる

どんな解決策をこうじるにせよ、絶対的に必要なのは、自分の気持ち、特にネガティブ感情に向き合うこと

そして、心の奥底の声に、しっかりと耳を傾けること

そう私は信じています。

人は、不安や恐れ、いら立ちなどの苦しい想いを抱えながらも、それをじっくり感じることから、どうしても目を背けてしまいがちです。

でも、だからといって、自分の内側と向き合うことを避け続けていると、過食をやめることはできません

心の奥底の声に耳を傾けて、ネガティブな感情が訴えている叫びをきちんと知る必要があるんです。

過食が教えてくれること

解決に向かうには、本質的な問題に気づいて、自分に合った適切なやり方で取り組んでいくことが大切です。

そうしていくうちに、これまで自分を苦しめていた不安や恐れから解放されて、自分らしく前向きに歩んでいくことができるようになります。

そうなったら、もう過食は必要ありません。

ネガティブ感情から逃れるためや、心と体をマヒさせるために大量の食べものを使う必要が、もうなくなるんです。

Kumiko

「今、自分の内側としっかり向き合う必要があるよって、過食が教えてくれているんですね。

今こそ自分の内側と向き合う時

「生命を維持するための過食」そして「不安や恐れから逃れるための過食」。

どちらのタイプにせよ、自分の内側としっかり向き合う必要があるという点では共通しています。

というのも、現在の日本で「生命を維持するための過食」に悩む方とは、拒食や無理なダイエットから起こることがほとんどなわけで…

そもそもどうして拒食や無理なダイエットにおちいってしまうのかというと、その根底には、やはり、なんらかの強い不安や恐れの気持ちがあって、そこから逃れるためなのです。

つまり、心の奥底にあるモヤモヤやイライラといったネガティブ感情に、なんらかのケアをしていくことが、解決するために最も大切だといえます。

Kumiko

心が置き去りのまま、食事コントロールや行動制限などをしても、過食はよくならないんです。

おわりに

今日は、2種類の過食についてご説明しながら、その原因と解決するために大切なことについてお話ししてきました。

あなたは今、どんなことを感じてくださっているでしょうか?

過食・ダイエット依存の沼から抜け出したい!

心からそう願うなら、まずは誰かに話してみることからはじめましょう。

27年間の摂食障害を克服した心理カウンセラー 宗方久美子が、あなた本来の健幸美を叶えるお手伝いをさせていただきます。

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お迷いでしたら、まずはお問い合わせだけでもお気軽にどうぞ。

あなたからのお声がけを、心よりお待ちしております。

Kumiko

ひとりで悩み続ける必要はありません。
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