「過食がやめられない」それは自己否定という呪いの言葉をかけ続けているからかも!?

Kumiko

こんにちは。心理カウンセラーの宗方久美子です♪

「 今のままじゃ全然ダメ!」「私ってもう最低!」「自分なんて大嫌い!」 こんな自分いじめともいえる言葉を、無自覚のうちに自分の内側に放ち続けてはいないでしょうか?

ついやってしまう自己否定や非難、それは、過食のエネルギーとなって、心の奥底にたまっていきます

自分へのダメ出しは、呪いのように、人生そのものをのみこんでいく、そんな恐ろしい力をはらんでいるんです。

そうならないためには、まず、知らず知らずかけている自分への呪いに気づくことが大切。

今回のお話をヒントに、あなたも自己否定という呪いを解いて、過食の沼から抜けるための大きな一歩を踏み出していきましょう。

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劣等感と羞恥心の記憶

Kumiko

まずは、私自身のことをお話ししますね。

ものごころついた頃から、私は自分がひどく人よりも劣っているような気がしていました。

中学2年の時、友人たちから体型をからかわれて、大勢の前でひどく恥をかいた経験があります。

その時の言葉や、私をさげすむような表情、あざ笑う声が、私の心に深く刻み込まれました。

寄り添ってくれる友だちは誰もおらず、親にも相談できませんでした。

「このままの私じゃダメなんだ…」ということを再認識させられたような気がして、自分の内側に向かって深く沈み込んでいったのです。

快感から絶望の渦へと一気に転落!

「この体型を早くどうにかしないと、またみんなにバカにされてしまう、そんなの絶対にイヤ!」

そんな想いに突き動かされて、無謀なダイエットをはじめました。

学校と家庭という狭い世界しか知らなかった、地方の小さな町に暮らす中学生の私にとって、友人から受け入れられないというのは、まるで生き地獄のような恐怖だったんです。

食べる量を極限まで減らしたせいで、体重はおもしろいように減っていきました。

周囲から私のすっきりやせた体へ向けられる眼差しが心地よくて、天にも昇るような気分を味わいました。

親の忠告をよそに、1ヶ月ほど食事を拒む日々を過ごした後、今度は食べることが止まらない!

みるみるうちにリバウンドし、鏡の中には、以前よりも醜くなってしまった自分がいて、再び絶望感でいっぱいになりました。

全否定の嵐の中で…

「今の自分を早くどうにかしなければ、何もかも終わり…」

自分のすべてがイヤで、見た目も性格も、やることなすこと、自分の生い立ちや置かれている環境も、そして、生まれてきたことすらも、すべてが失敗だったとしか思えない。

「今日も過食、私なんて最低!」「情けない、恥ずかしい」「こんな自分、大嫌い!」「 もうどうにでもなれ!」と、自分を責め立てていました。

寝ても覚めても、自分の中から私のすべてを否定する声が嵐のように襲ってくる…

それはもう、耐え難いことでした。

過食する私のすべてが許せない!

食べることをコントロールできない自分に対する怒り、情けなさ、恥ずかしさ、そして孤独感。

「どうして私ってこうなの?」「自分が憎い!絶対に許せない!」と、自己嫌悪に陥るばかり…

「私なんてきっと、社会のお荷物でしかない」

「こんな私、生きる価値なんてひとかけらもない」

「もう消えたい!私のすべてを終わりにさせて…」

こんなふうに、ネガティブな思考や感情を、さらなる過食のエネルギーとして蓄積させてしまっていたわけです。

無自覚の自分いじめ

こんな精神状態のまま大人になって、仕事や対人関係などもうまくいくはずはありません。

たくさんのストレスを抱えて、先の見えない不安や焦り、恐れといったネガティブな感情に打ちのめされそうになって、そのたびに過食に逃げていました。

食べものを次々と口に運び、束の間、つらい現実を忘れて心の平穏を手に入れるために…

でも時間がたてば、再びもやもや、うつうつした気分に舞いもどってしまいます。

いくらネガティブな感情を食べることでおさえても、モグラたたきゲームのように、また次々と出てきてしまう。

その度に、自分がますます情けなくなって、自己否定と非難の言葉が次から次へとわきあがってきます。

自分の中から生み出された暴力的な言葉の総攻撃に抗うことなんて、もはやできるわけもなく、私を過食へと走らせる。

過食とは、ひと時の安らぎをあたえてくれる最も手軽で効果的な手段であり、同時に自虐行為でもあったわけです。

自己否定がもたらす呪い

残酷な言葉を無自覚のうちに自分の内側に向けて放ち続けている限り、ダイエットはうまくいかず、過食の沼から抜け出す日はきっとおとずれないでしょう。

自分を守るための行為と、自分を虐待する行為が同一化してしまっているのだから。

かつての私のように、あなたもまるで自分いじめのような無自覚の言葉の暴力の被害者兼加害者になってはいないでしょうか?

自己否定や非難の言葉をあびせられ続けると、心の深いところに負の暗示が刻まれていきます

「どんなにダイエットをがんばってもうまくいかない」

「太って醜いままだと何もかもうまくいかない」

「どうせ過食はやめられない」

「もう一生、このまま落ちていくしかない」

そんな呪いのような歪んだセルフイメージにとらわれて、心も体もどんどん苦しくなっていきます。

理想の自分像からますます遠ざかっていく不安と恐怖で、ものごとを冷静に判断する力も失われていきます。

Kumiko

こうなると、過食とダイエットに翻弄される日々から抜け出せなくなってしまうのも、無理はありません

自己否定が苦しい自分を強化する

自己否定や自己非難を続けて、ゆがんだセルフイメージにとらわれていると、人が本来もちあわせているよさを発揮することが難しくなります

自然発生的に自分をいじめる言葉が次々とわき上がり、自分に自信が持てず、価値のない人間だと思い込むようになります。

自己肯定感が低くなり、何かにつけて劣等感を感じるようにもなるでしょう。

ことあるごとに、まわりの人たちと比べては、「自分のここがひどい」「これも嫌い」「なんでこんなふうに生まれたのだろう?」と、自分のイヤな部分しか見えなくなって、落ち込むばかり。

さらに自己評価も下がって、自分のがんばりを認められなくなり、たとえ何らかの結果が出たとしても満足できず、悩み苦しみ続ける自分を強化してしまうんです。

呪いを解いて過食を手放す

自己否定という呪いにかかったままだと、過食を手放すことはできません

私はあのまま自己否定や非難をし続けて、呪いの言葉を自分に浴びせ続けていたとしたら、たぶん今も、不毛なダイエットと過食に翻弄される生活をずっと続けていたんじゃないかと思います。

自分が呪いにかけられていることさえ気づかずに…

日々の生活も、そして人生までもがダイエットと過食にのみこまれて、先の見えない不安と絶望の中でいたことでしょう。

でも実は、呪いを解くのはそんなに難しいことではないんです。

自己否定や自己非難を暴走させ続けるか、それとも、ありのままの私を肯定し、承認していくかは、自分の選択次なのですから。

まずは気づくことから

食は人間の3大欲求のひとつでもあり、生きることに直結しています。

食べることに楽しみも喜びも見出すことができず、苦しみや罪悪感といったネガティブな感情しか得られないのは、命の危機を意味します。

人生に大切なことはいろいろとありますが、心から望む幸せを手に入れたいと願うのなら、過食を解決しなくてははじまりません

そのためにはまず、今、無自覚に放っている自己否定や非難の声に気づく必要があります

意識にあげることで、何かしらの対処することができるようになりますから。

あなたは、ダメな自分探しばかりして、落ち込んではいませんか?

理想とかけ離れた自分を否定したり、嫌ったりしてはいませんか?

他の誰から、どんなにあたたかい言葉をかけてもらったとしても、自分が私のことを許してあげられなかったとしたら、永遠に心が安まることはないのです。

Kumiko

だからあなたも、過食に苦しむ自分のこと、もう許してあげませんか?

おわりに

今日は、自分に呪いの言葉をかけ続けていると過食がやめられないということを、私自身のことを例としてあげながらお話ししてきました。

無自覚に放っている自己否定と非難に気づき、過食の沼から抜けるための大きな一歩を踏み出してほしい…そんな想いでお届けしました。

あなたは今、どんなことを感じてくださっているでしょうか?

過食・ダイエット依存の沼から抜け出したい!

心からそう願うなら、まずは誰かに話してみるのもよい方法です。

27年間の摂食障害を克服した心理カウンセラー 宗方久美子が、あなた本来の健幸美を叶えるお手伝いをさせていただきます。

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お迷いでしたら、まずはお問い合わせだけでもお気軽にどうぞ。

あなたからのお声がけを、心よりお待ちしております。

Kumiko

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